こんにちは、このりです。
第3話『新しい王国』
カゲだけが味方じゃない
ダイダとの決闘でボロボロのボッジ。
カゲは毎日、ボッジの見舞いに来るのであった。
そんな痛々しいボッジの所へ、誰かがやってくる。
カゲはその誰かから隠れるのだが、その誰かはホッジに回復魔法をほどこすのであった。
自分以外にもボッジを好意的に思っている人がいることに気分を良くしたカゲは、その場から立ち去るのであった。
市民からは馬鹿にされてるかもしれない。
でも、こんな近くにわかってる人がいるんだもん。
カゲ自身も心強いと感じたことだろう、そりゃ気分いい。
ボッス王の遺言
ボッス王が亡くなってしまう。
ボッジとダイダとヒリングを前に四天王が並び、ボッス王の死を受け入れられず泣き崩れていた。
そんな中ボッジは泣くことすらできず、途方に暮れている。
ボッス王は遺言を残しており、次の王はボッジとすると言い渡されるのであった。
ボッジは凛々しい顔で受け止めていてかっこよかった。
誰よりも一番最初に気持ちを切り替えていた。
自分が頑張らなきゃって思ったんだろうね。
でもさ、自分が弱い事もボッジは分かっている。でも、それを踏まえて王になるって本気で思えてる所がすごい。
馬鹿にして言ってるわけじゃなく、弱くても出来ることがあるって本気で思ってたんだろうね。
新国王はダイダ
新国王のお披露目の日、王として呼ばれたのはダイダだった。
なぜこんなことが起こったかと言えばヒリングが反対したのだ。
遺言書を破り、四天王とヒリングとサンデオで多数決をとったのだ。
サンデオとアピス以外は全員ダイダが王にふさわしいと判断した。
結果、次の王として呼ばれたのはダイダになるのであった。
ボッジは遺言と違う結果になった事に戸惑い、お披露目会場から飛び出してしまう。
まあ、今のボッジが王になったところで出来ることは限られている。
いや、正直何もできないだろう。
だからこそ、良かった結果なのかもしれない。
カゲがいなくなった日
カゲは蛇使いのべビンに捕まり牢獄に収監されていた。
しかし自分の体を切って脱出するのだが、またすぐにべビンに見つかってしまう。
べビンに誰を暗殺するつもりだったのかと問われるカゲ。
カゲは俺は殺しはやらない、ボッジの力になりたいだけだと言うのであった。
ボッジはいつもカゲと待ち合わせする場所で、仰向けになって空を眺めていた。
するとべビンが現れ、ボッジにカゲと知り合いかどうか確認をとるのであった。
ボッジは知り合いだと言うと、べビンは言付けを預かっていると言う。
カゲは旅に出るので二度と会えないとべビンは伝えた。
一瞬泣きそうになるボッジではあったが、カゲがどんな時でも味方でいたいという言葉を思い出し走り出すのであった。
喋れないからなおさらなのかな?行動が感覚的過ぎて理解できない。
でもそこがボッジの良さ。凡人の僕にはわからないレベルでひらめきがあるんだと思う。
何かあるはずだとカゲを探しに行ったんだろうけど、その手掛かりはべビンにあると思ったのかな?
もう一人の味方
ボッジは旅に出るとヒリングに言うのであった。
しかし、貴方は非力なんだからダメだと言う。
城で大人しくしていなさいと言われたボッジは泣いてしまう。
そんな状況の中でボッジは勝手に旅に出ようとするのだが、ヒリングの命令で部屋から一歩も出れない状態になってしまう。
ボッジは自分の部屋から抜け出すために、布団のシーツを何枚も結んでロープを作り窓から抜け出そうとする。
脱出途中でヒリングに見つかってしまい、焦ってシーツから手が離れてしまい落下してしまう。
ヒリングは焦り下まで階段を使って降りていくのであった。
ボロボロのボッジを前にヒリングは苛立ちながら回復魔法を使うのであった。
そこでボッジはきづいた、あの時傷を治してくれていたのがヒリングであった事を。
回復魔法を使いすぎて気絶してしまうヒリング。
あと、突然旅に出るとか言われてもなんで?ってなる。
もしかしたら、旅をすることで強くなって戻ってきて、王になろうと思ってるのかな?
ボッジとの思い出
ヒリングはベッドで目を覚ます。
ボッジとの思い出を振り返るヒリングであった。
当時のボッジは誰にも心を開かない人だった。
ヒリングはそれでもボッジと仲良くなるためにいろいろ世話をしていたのだが、距離は縮まらなかった。
そんな時ミツマタが怪我しているのをヒリングが回復魔法で治してあげたのを機に仲良くなるのであった。
しかしダイダが生まれると、ボッジは兄だからと叱ることが増えてしまった。
今ではボッジの行動を否定するようになってしまった自分に気づくのだった。
自分の子供がいない中で義母ではあるもののボッジの母だったんだな。そりゃ動機もクソもないわ。
愛していたし、今も愛しているんだね。
でもダイダが生まれて立派な兄であってほしいと厳しくしすぎちゃったのかもね。
旅の始まり
ヒリングは決意する。
ボッジの旅を許可するのであった。
しかし旅はヒリングの実家の親に挨拶に行くまでだと言われる。
また一人ではなく、ドーマスと唯一護衛に志願してくれた兵士のホクロを付いて行かせるとのことだった。
ボッジは、ヒリングにありがとうのキスをほっぺにするのであった。
ボッジ自身はヒリングに辛辣な言葉を受けていても愛されていることを感じてたんだね。
だからこそほっぺにキスが出来たんだと思う。
ヒリング自身もまんざらでもない顔をしてた。
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