こんにちは、このりです。
第2話『王子とカゲ』
母からのプレゼント
悲しみながらも、違う王国に逃げ付くカゲ。
王国に付く頃にはボロボロの体で、お腹もすいていた。
お金もない、あるのは母から貰った誕生日プレゼントのおもちゃだけ。
このおもちゃとリンゴを交換してくれと言うが、相手にしてもらえない。
結局盗みを働くことになるのだが、見つかってしまいボコボコにされてしまう。
苦しいなんて言葉では言い表せないほど、切羽詰まってる状況だったんだなと思う。
まだ子供だよ。
誰かイイ人が現れてくれたってよかったのに、神様なんていないんだよって言われてるみたいで辛かった。
必要とされることの喜び
野良ネコにエサを与えるように腐ったご飯を与えてくれる男。
ご飯を与える代わりに、カゲに盗みを働くように命令するのであった。
仕事をすればお金がもらえると学ぶカゲであったが、そんなことは正直どうでもよい。
自分を必要としてくれることだけで嬉しいカゲであった。
夢の中で母との思い出を見るカゲ。
影の一族は女、子供、老人、誰であろうと命令が下れば殺すのだと言う母。
最初は戸惑うカゲだった。
しかし、母は私たちは悪い事をするために生まれてきたのかもと言う。
悲しいカゲであるが、私たちは私たちを必要としてくれる人のために生きるのだと、それが私たちの光なのだと言った。
悪事を手伝わされた男からも密告され、追っ手に追われてしまうカゲ。
闇に紛れて消えるのであった。
子供のうちからそんな真理を植え付けられるカゲを見ていたら、自分がどれだけ愛を注がれて育てられたかがよくわかる。無償の愛をくれるのは血のつながった家族だけだとよく言うけれど、どんなに好きな相手であろうが血は繋がっていない。
結局はどんなに親密になろうと他人である、そう考えると親と子の関係って特別だよなと思う。
カゲがボッジに出会って
この世は弱肉強食。
用が無ければ、捨てられる。
メリットが無ければ、一緒に居る必要はない。
気を抜いたら、裏切られる。
そんな時に出会った相手はボッジ。
カゲにはボッジが不思議でならないようだった。
カゲにとっては必要とされなければ生きていけなかった人生だった。
いつ裏切られてしまうか分からない中で生きてきたカゲには、ボッジは羨ましくもあり光なんだと思う。
ダイダVSボッジ
ダイダ王子との決闘。
ボッジはダイダ王子の攻撃をすべて避ける。
そして、非力な反撃の一撃を与える。
カゲは興奮しながら「やるじゃねぇか!」と叫ぶのであった。
その姿を見ていた、ド―マスはボッジにはこんな才能があったのかと驚いていた。
次々に攻撃を避けながらダイダ王子に非力な攻撃をするボッジ。
ドーマスはボッジに言うのであった。
避けてはいけない、受けて立つのだと。
すると、そのままボコボコにされてしまうボッジ。
そんな姿を見たカゲは助けに入ろうとする。
しかし、他にも才能があって誰にとっても光になれる存在なのだと気づいた瞬間だったと思う。
強くなれない星の元に生まれた存在
いくら避けるのが上手くても、剣を振ることもできないボッジには敵を倒すことが出来ない。
可哀そうに、強くなれない星のもとに生まれているのだと。
ドーマスにボッス王の剣ではないと言われてしまうホッジ。
ボロボロになり包帯でぐるぐる巻きになりながらも剣を振る練習を始めるのであった。
寝てなくちゃだめだとカゲは言うのだが、聞く耳をもたないボッジ。
でも、自分は不器用だという事、それ以上にハンディーキャップがある事に苦しんでいるんだろう。
ネガティブではなく、ポジティブに悩んでいる所が見ていて切なかった。
君には価値がある
カゲはボッジにコインを投げた。
かっこよかったとボッジに言う。
人に何を言われようと、あれはお前の勝ちだと言う。
お前のスタイルはあれでいいと言う。
ボッジからはもう物は貰わないというカゲ。
突然だけど、俺はこれからどんなことがあってもお前の味方でいたいと言うのであった。
泣きじゃくるボッジ。
二人は絆を深めるのであった。
コインを投げるという行為はカゲなりの気持ちだったんだろう。
必要とされればお金を貰える、その真理からくる行動だったんだと思う。
不器用な愛情表現だけれど、なんか可愛いなって思った。

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