【アニメ】王様ランキング　第11話　ボッジは弱者？【感想】

こんにちは、このりです。

ここからネタバレ・感想含みます

第11話『兄と弟』

第11話『兄と弟』

ボッジは弱者？

いつの間にか人を見下すようになってしまったダイダ。
べビンにいわれ久々に町へ繰り出す事となる。
そこで見つけたのは、ボッジよりも障害の多い杖をついた男。

「ダイダ様のおっしゃる弱者が居ました、ボッジ様より数段上の」
「あの男は耳が聞こえない上に、目も見えません」

ダイダはその男を見てこの世は不公平で、なによりみじめだと言う。
自分だったら命を絶つとまで言うのであった。
べビンはダイダに、同じ境遇なら生きて行く自信が無いのですか？と問う。

「ならば、彼は乗り越え今を生きている強者ですね」

ダイダは今の自分の状況から過去の自分を恥じるのであった。

弱者とは何なのか？
とても難しいテーマだと思う。
老人は弱者か？と言われるとそうでもない。
貧乏人は弱者か？と言われるとそうでもない。
障害者は弱者か？と言われるとそうでもない。
子供は、赤ちゃんは？これが弱者だ。
今の世の中を変えるには、これ以外に重要な真実は無いのだと思う。

醜さは人の悪意

ダイダは子どもの頃のミランジョに出会う。
ミランジョが人から受けた仕打ちは壮絶な物だったようだ。
顔の皮膚を剥ぎ、腕や足を切断されたようだ。
ダイダはそんなミランジョを助けることにする。
ミランジョの心は少し軽くなった様だった。

人の復讐や悪意は、周りも腐らせる。
ミランジョが何をしてきたのかは知らない。
もしかしたら、人間に対して嫌悪感を抱く行いをしてしまったのかもしれない。
しかし、誰かが何かをしたから自分もやり返すというのは終わりがない。
今のミランジョ本人もそのまた復讐なのかもしれないが、どこかで包み込むほどの覚悟が必要だと思う。
一番醜く、恐怖でしかないのは、悪意であり復讐なのだと思う。

ミランジョの体は作り物

過去に、ミランジョはアピスを慰めた。

「笑顔もぎこちない私」
「お前の可能性は無限大だ」
「なりたい自分を思い描けば、きっと叶うだろう」
「まずは、私を信じて自分を信じろ」

アピスは涙を流すのだった。

たとえ、自分の体が作り物だったとしても叶えたい思いがある。
アピスも昔は未熟だった。皆、最初は未熟なのだ。
なりたい自分に少しでも近づく努力をするのは、恥ずかしい事ではない。
もう、自分はこんなものだっと決めつけてしまう事の方が恥ずかしい、そう思える世界になってほしいと思った。
笑われるのは恥ずかしい、無謀な事をするのは恥ずかしい、そんな考えを持っている人が多ければ多いほど人生はチョロいのだと思う。

貴方が気にしていることは長所

ボッジが自分で気にしていることは、もしかしたら長所なのかもしれない。
貴方が欠けていることによって経験したことは、貴方の武器だと。
それは苦しいけれど、貴方の道を切り開く武器になる。
だからこそ、貴方は貴方を愛しなさい。

そうデスパーは言うのだった。
ボッジは泣きながら愛する勇気をもらうのだった。

自分を愛する事は難しい。
純粋な愛を自分に抱ける人は強い。
皆ひねくれた愛を注いで、ひねくれてしまう。
だからこそ、自分を純粋に愛してあげれるように努力しなくてはいけない。
愛せない自分でいるのは辛いのだ。
素直に愛せるまで諦めないでほしい。

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