こんにちは、このりです。
僕が統合失調症になったのは高校1年生の夏ごろだったと思う。
その当時は、別に自分がおかしい行動を取っているとは思ってなかったのだけれど、周りから見たらおかしかったのかもしれない。
母は当時の僕の事を陰謀論などを語り始めるようになり、変だと感じてはいたようだった。
自分が病気だと知ってからも障がい者手帳を取ることだけは嫌だった記憶があるのだが、結果的には申請して取る事にした。
それは病気が発症してから7~8年経ってからの事だったけれど、今思うと別に取れる物は取っておけばいいじゃないかと思う。そこまで頑なに取る事が嫌だった理由としては、自分が障がい者であるという証明になってしまう事が嫌だったんだと思う。
誰かに見せるわけでもないし、何か損をするわけでもないのにね。
障がい者手帳は”必要・不必要”どっちなのか?
・必要ある人からすれば必要ある。
答えになってないかもしれないけれど、実際こんな感じです。
絶対に取ったほうが良いと言えないのが難しい所です。
絶対に取るべきと言えない理由
僕の場合
社会に順応しようと思えばいつでもできると思っていた。だから、むしろ取らない気でいた。
ただ20代後半にもなってくると、ある程度社会で挑戦をしてきた後だったりして、自分が馴染めないもどかしさや、辛さに打ちひしがれてた。もう駄目だと思った。
その時初めて、障がい者手帳を取ろうと決意した。
障がい者手帳のメリット・デメリット
障がい者手帳のメリット
・医療費の助成
・公共施設の割引
・公共機関の割引
・公営住宅への優先入居
・NHKの受信料免除
・税金等の『障害者控除』
・障害年金の申請
人によって症状も手帳の種類も等級も違います。
すべての事が必ず受けられるわけではありません。
障がい者手帳のデメリット
強いて言うなら、手続きがめちゃくちゃ大変。
結構な覚悟がいるレベルです。
僕が手帳を手に入れて感じたこと

障がい者手帳を手に入れたことで、一番変わったのは吹っ切れた事だと思う。
人生何となく進んでいけるようになった。漠然とした感覚だけれど。
たぶん、自分が求める理想に押しつぶされることが無くなったからだと思う。
そういう意味では、障がい者手帳を取るという行為はいい事だった。
誰かに見せなければいけないわけでもないけれど、自分の中で諦めるいいキッカケというか、なんというか汗
諦めてるわけでは無いのだけれど、もがき苦しみ続けてきた自分をいい意味で受け入れるアイテムなのかもしれない。
取得を考えてるアナタへ

すぐ取るべきだとは言わない、取らない方が良いとも思わない。
むしろ、取るべきだとは思う。
でも、必要になる時は来ないかもしれない。
だから必要か、不必要か、は自分で考えてほしい。
取ってしまえばデメリットはない。
怖がって取れない人がいるのならば、安心してほしい。
誰にだって、もがく時期はある。
もがいている間は元気もあるし、あらがい続ける自分を成長させてほしい。
そういう時期の貴方も素敵だと思う。

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