『子供でもできるよ?』は言いたいだけ説

生き方

 

こんにちは、このりです。

腹が立ったから攻撃していくスタイル

皆さんもあると思うのですが、親から、学校の先生から、仕事の上司から、叱られた事がありますよね?
そんな時、叱るのが上手な相手であれば素直に反省できます。
しかし、ダラダラ余計な事を話されたり、例え話が的を得てなかったり、余計な言葉を言ったり、叱られて腹が立ってしまう事があったと思います。

腹が立ち過ぎて『子供でも出来るよ?』と言ってしまったことはありませんか?
実はこの言葉、叱るのに必要ない言葉です。
むしろ、この言葉には相手を傷つける攻撃性しかありません。

このり
このり

「攻撃がしたいが為の言葉です」と分かっていて、貴方はそれでも使いますか?

子供と大人の違い

子供とは日本の法律の上では18歳までが子供と言われています。
18歳までの子供でも出来る事というと、むしろ出来ない事の方が少ないです。
やろうと思えば何でもできます。

大人にならないと出来ない事

・車の免許
・アルコール飲料
・タバコ
・ギャンブル
・選挙権

大人じゃないと出来ない事というのは、意外と少ない。

子供は個体差が激しいため、定義しずらい

1歳から18歳までの成長は著しく、体の成長や能力にはばらつきが出る。
18歳までの人間には正しい判断が出来ない可能性が高い為、保護者同伴だったりが必要。
自分で自分の責任を取ることが出来ない。

『子供でも出来るよ?』というフレーズには、どのような意味が込められてるのか?

・大人なのに責任が取れない
・子供より能力が低い
・未熟である
・恥ずかしい存在である

この4つの意味が含まれていると僕は考えます。

『子供でもできるよ?』は叱る時に必要な言葉なのか?

社会に出ると責任が問われます。
しかし、いろいろな社会のシステムがあり、大人であっても責任を取るべきかどうかは時と場合で変わってきます。また、子供だから出来ない事という定義はざっくりしすぎていて何のことか分かりません。
人間はみんな違う特性を持っているため、叱った立場の人の当たり前を押し付けられても困ってしまいます。
この言葉には意味が無いのです。

単純に捨て台詞と言えるでしょう

この言葉を選んで使ってしまう人の特徴

・自分の基準を押し付けたい
・相手を攻撃したい
・相手を恥じさせたい
・自分と貴方は違うという認識を植え付けたい
叱るという行為に、+αでこのような想いをぶつけたいようです。

相手を下げることで自分を上げようとする行為

自分に自信が無いのは別に構いません。
しかし、そんなに背伸びしなくてもいいじゃないか、そう感じます。

子供であろうと、大人であろうと、出来ないことはある

・食べ過ぎは良くないと言われても食べてしまったり
・お酒の飲み過ぎを注意されても、直すことが出来なかったり
・タバコをやめるように言われても、隠れて吸ったり
・トイレを使った後、便座は閉めなさいと言われても忘れてしまったり

子供だから出来なくて当たり前と思う事は良いと思います。
しかし、大人だから出来て当たり前というのは残酷過ぎる訳です。
ダメな時点でそれ相応な評価を受け、その上で攻撃されるというのは「泣きっ面にハチ」ではないでしょうか?
そう考えると、『子供でも出来るよ?』という叱り方は適切ではないという事が分かると思います。

反省させたいのか?攻撃したいのか?

そんな叱り方をされても、反省しようとはなりません。
叱るという正義感に攻撃性を隠してぶつけている訳ですからね。

攻撃がしたい方へ

知ってて使ってますという貴方。
たぶん、貴方は相手を馬鹿にしていると思いますが、貴方も同じように馬鹿にされています。
ただ貴方の気持ちがスッキリしたい衝動にかられて食いついているだけです。
攻撃するという事は、相手が離れていく、または同じように攻撃してくるだけです。
人より器用に仕事が出来るなら、器用に人をコントロールする事も覚えましょう。

反省させたい方へ

貴方が同じように腹が立ったとしても、この言葉は使わないであげてください。
自分の周りにいる人に直してほしいと思う事はいっぱいあると思います。
その事で腹が立つことだっていっぱいあるでしょう。
ただ、このフレーズは貴方のプライベートな感情が露呈します。
腹が立つのはよくわかりますが、言葉を選びましょう。
叱るという言葉に、怒りの感情は含んではいけません。
自分の感情をコントロールしつつ、相手をフォローしてあげてください。
フォローの積み重ねが、いつか大きなプレゼントとして帰ってくると信じて行動してください。
本気で反省させたいと思っている貴方は素敵です。

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