こんにちは、このりです。
カルテット第9話。
なぜ犯罪者は被害者を装うのか?
別に嘘をついて周りをダマそうとしているわけではない。
ダマせると本気で思っているわけでもないのである。
そこには人間の防衛本能が関係ある。
人間は悪い事をした時、どんな人であっても自分を責めるのである。
自分で自分を攻撃する、それは悪い事が大きなことであればあるほど。
すると、そのストレスを回避するために自分の中で記憶改ざんが起こる。
自分だけが悪かったわけでは無い、相手にも悪かったことがある。
いや、むしろ相手が悪い、と。
犯罪を調査するうえで、動機が重要になるのはそれが関係している。
人間は理由を探して生きているのである。
真紀は普通の人になりたかった
真紀は真紀ではなかった。
どうやら、過去に彼女は「早乙女 真紀」という戸籍を買ったらしい。
ちなみに戸籍は売るのも買うのも罪にはならない。
しかし、なぜか警察は彼女の事を調査している。
真紀の元旦那だった彼にも、彼女の話をしに行く警察。
他人の戸籍を買って、他人の名前を名乗るようになった真紀。
そして、元旦那と結婚をしてやっとオリジナルな自分の名前になった。彼は気づくのである。
真紀は普通の人になりたかっただけなのかもしれないと。
普通の人になれるのであれば、自分の好きな事を出来なくなってしまっても構わない。
彼のために人生を歩もうと思ったのかもしれない。
それが自分が求めていた事であり、相手を思っての事だった。
普通に憧れるというのは有り触れた人間の感情なのかもしれない。
有名になりたいとか、他人より幸せになりたいとか、周りとは違うという感情を持ちつつも、同じでありたいという気持ちも持ち合わせている。
人類補完計画は理想の空論、人間という複雑な感情を補完する器にしては役不足である。
人生やり直すスイッチ、あなたなら押す?
諭高が「人生やり直すスイッチがあったら、押す?」と司に聞く。
諭高は過去に6000万の宝くじが当たったにもかかわらず、有効期限が切れてしまい現金を受け取る事が出来なかった過去がある。だからこそ、彼にとっての永遠のテーマだった。
しかし、意外な事に諭高は「もう、押さない」と語るのであった。
すずめは言った「人を好きになるって勝手に零れる物」「好きになった時、過去から前に進む」。
諭高にしても、すずめにしても、真紀にしても、人を好きになって前に進んだ。
前に進みたかった訳ではないかもしれない、しかし、人を好きになると勝手に前に進むのである。
勝手に進んでしまう事を怖がらないでほしい、寂しがらないでほしい。
過去のあなただけが幸せだとはかぎらないのだから。

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